今回は”【ピアノ練習】動画から学ぶ編”という記事内容でお送りします。
普段ピアノを練習する際におすすめの練習方法なので是非参考にして取り入れてみてください。
前回は好きな曲を見つけること、それをよく聴くことをお勧めさせていただきました。
よろしければそちらの記事もご覧ください♪
それでは今回もよろしくお願いします。
7年前にクラシックピアノに惹かれ、クラシックピアノを開始。それから今現在もピアノと過ごすライフスタイル。
・ピアノを弾いている人の動画を観てみよう
・その上でどんなことに注目すれば良いか
・自分の感性を大事にしながらいろんな視点で自由に感じる
・なぜいろんな視点から感じることが大事なのか
せっかく同じ時間をかけて学習するのであれば”楽しく”色々なことに気づいてみましょう♪
この記事を読み終わったあとに感じていただけたら嬉しいです。
好きなピアニスト
前回の記事で好きな曲を見つけてみようという内容をかかせていただきましたが、今回は好きなピアニストさんを見つけてみることに注目してみましょう。
どんなピアニストさんでも構いません。
好きだと思うピアニストさんはいますか?
プロでも良いですし、プロでなくても良いです。
また弾いている姿が好きでも良いですし、奏でる音が好きでも構いません。
とにかく感性で好きだと思う人をみつけてみてください。
もちろん一人に絞らなくて大丈夫です。
色々なピアニストさんをみていくと本当に人それぞれ弾き方が違うんだなぁって感じますよね。
なかには「あ、この人はあの人と似てる部分がある!」っていう方も出てくるかと思います。
そういう気づきがとっても大事になります。
似てる気がするけど、どのあたりが何が似てるんだろう?
いろんな視点から観てみてください。
身体の使い方
「身体は指先の始まりの場所」という取り方もできると思います。
身体がどんなふうに使われているか、身体全体が見えるアングルの動画は是非上半身だけではなく下半身の使い方にも注目してみてください。
足は地面と椅子とどんなバランスになっているか、椅子の上に座った腰はどういう動きをしているか。思いつく限り指以外の視点でも観てみてください。
肩はどんな動きをしているか、”肩がそういう動きをしているということはきっと肩甲骨はこういう動きをしてるんじゃないかな?”そういうイメージもとても重要です。
観ながら実際にご自身の肩を触ってみるのもいいかもしれません。
反対の手で肩や肩甲骨に触ったまま肩を動かして「このくらい動いてるんだなぁ」とか「こういう動き方なんだなぁ」とか感じてみてください。
細かくなくて大丈夫です「へぇ〜こんな感じかぁ」くらいの気持ちで良いのです。
指さき
そしてもちろん指先も観てみてください。
指先と手首は鍵盤を押す時に下向きに力が加わっているように見えるか、それとも上に逃げるように加わっているのか。
初めのうちはなんとなくで大丈夫です。
なぜそういう動きになっているかきっと理由はありますが、今の時点ではどんな動きをしているかだけでも”気づく”ことができたら花まるです!
音をきく
そしてやはり音楽ですので音を聴きましょう。
こんかいは音の長さや、バランス、音の弱さ強さ、跳ねるようなのかゆったり伸びるようなのか。
その辺りに注目してみます。
まずは全体的なバランスですね。主旋律であるメロディはどういう感情なのか。
主旋律=メロディは歌でいうところの歌手さんが歌っている部分です。
まさに曲の主となる部分ですね。
サビという言葉を聞いたことがあると思いますが、このサビの部分では音を強く大きく盛り上げる曲が多いと思います。
そういったように曲には強く大きくする部分と弱く小さくする部分でメリハリをつけることで感情やストーリーを表現しています。
ピアノも同じようにそこを感じ取ってみましょう。
音の長さ
楽譜には休符と呼ばれるあえて音を出さない演出があります。
音を切ったり伸ばしたり、同じ音でもその音はなぜその長さなのか、なぜあえて切っているのか。
そこにも理由があります。
・鍵盤を押しっぱなしにする
・ペダルを踏む
〜ペダルには音の性格(何かちょっと音質がかわったと感じさせる)を変えるペダルや、音の響きを作る(音を伸ばしたりする)ペダルなどがあります〜
そこにも注目して聴いてみてください。
そんなことばかり気にしてたら疲れちゃった・・・
そうですよね(笑)
大丈夫です。1つずつ気にしてたら疲れてしまうでしょうから
「今の音の長さ何だか心地よかった」とか「今の音の余韻すごく好きだった」
こういった感じを感覚で受け取れたら花まるです。
音の強さ
先ほどサビは強く大きい音になることが多いと言いましたが、ではその前後はどうでしょうか?
サビに来る前はだんだんと音が大きくなっているのか、音が小さいところから急に大きくなるのか、サビの後半は音が小さくなっていっているのか。
サビ全体はどんな強弱になっているのだろうか。
サビだけでもこれだけの視点があります。
それ以外の流れの中にもきっといろんな感情が隠れているのでそこも是非感じ取ってみてください。
ここは意識的に感じるのも大事かもしれません。
意識的に感じることで気づく事がある部分でもありますね。
音の喜怒哀楽
音1つとってもそこには色々な感情が隠れています。
タッタッタ♪と楽しそうに軽やかに跳ねているのか、しんみりサラサラと流れているのか、感情あらぶってドンドンとなっているのか。
大きい流れの中にも細かいこういった感情が隠れている事があります。
隠れ要素を楽しみながら探すような気持ちで楽しく探してみてください。
ハーモニーのバランス
そして和音(ハーモニー)のバランスに注意して聴いてみてください。
和音とは、いくつもの音を同時にならすことです。
ピアノでいえば複数の鍵盤ど同時にならしたり、歌で言えばハモりですね。
このバランスはどうなっているのか。
・まるでファッションショーのランウェイを歩くモデルさんのように目立っては輝いてるメロディなのか
・それとも歌手の後ろでカッコよく踊るダンサーが注目を集めるかのようなベース音なのか
・はたまた全員のダンスがピタッと揃っていて全体が上手く合わさった時のようなかっこよさなのか
どんなイメージをするかも皆さん次第ですが、ハーモニーの中には時にそういったアイデアや演出が組み込まれていたりします。
自由にいろんなイメージをしながら”意識的に”感じてみてください。
いろんな発見をしよう
ここまで比喩表現を用いて色々お話ししてきましたが、そういった”気づく・感じる”がとても大事なのです。
動画を見て気づいたり感じたりすることができればその人の良いところを取り入れるのにとても役に立ちます。
身体の使い方から、どんな音を出そうと意識しているのかをイメージしながら観る。
一つのことに着目しすぎず、全体的で柔軟性をもった感性で色々発見してみてください。
この人の演奏良いな→こういう表現をしてるんだ!→あの部分の表現好きだったから取り入れてみよう→気づくからこそ具体に取り入れることができる
感じる・気づくことでこの流れがよりスムーズにできるようになります。
そして普段からそういうクセをつけておくとなお良いでしょう。
例えば別の曲になったとしてもここはあの人のあの部分を取り入れてみようかなというアイデアにもつながります。
私自身も感動した演奏家さんの良い部分はこうして取り入れるようにしています。
気づきの視点を持っていなかった頃は、なぜあの演奏は感動するのか、どの部分をどう真似したらそういう演奏に近づけるのか、動画を観ても全然わかりませんでした。
是非どなたかの演奏動画を観る際は普段からこういったことに注目して、ご自身の感性を大事にしながら色々感じ取ってみてください。
まとめ
どうだったでしょうか?
発見というのはとても面白いもので、発見するまではそこに見えなかった景色が一度みえるようになると景色はどんどん広がっていきます。
たくさんの景色を見ることできっと皆さんの感性はより豊かになっていくことでしょう。
ピアノの練習と聞くとついピアノを触るだけが練習と思ってしまいますが、こういった練習法もとてもおすすめです。
よかったら取り入れてみてください。
皆さんのピアノライフがより豊かになりますように。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
お茶どうぞ🍵