サボり魔との付き合い方を考えてピアノ練習に活かす

『あ〜今日は練習面倒くさいから明日でいっか〜。』

こう思ったことがある人は多いのではないでしょうか?

おそらく多くの方が同じような気持ちを経験していると思います。
そしてその先の選択肢はピアノの前に座るか、座らないかの2択しかありません。

その2択のうちの「怠ける」選択肢を選ばずにすむ方法を今回は紹介していきたいと思います。

筆者情報
ピアノ歴:7年前にクラシックピアノに惹かれ、クラシックピアノを開始。それから今現在もピアノと過ごすライフスタイル。
〜本日の内容〜
・なかなかピアノを練習する気になれない
・昨日の時点では「明日練習しよう!」って思ってたけど・・・
・せっかく座ったもののすぐにやる気がなくなってしまい早々に休憩しちゃう
このような悩みや経験をもっている方の悩み解決の”糸口”を紹介させていただきます。
それでは行ってみましょう〜♪
もくじ

練習する気が起きない

まずはこの敵から。

練習しようと思ったけどやっぱ面倒くさいな〜。

はい、私もこういう経験あります。
っていうか割と高い頻度でこの敵に遭遇します。

そんな時どうしたらよいでしょうか?
皆さんはこの敵に勝てていますか?

この敵はこちらが行動(攻撃)状態じゃないときにはチャンスとばかりにぐいぐい攻めてきます。
防御を取れば取るほど相手はこちらの懐へ入ってきて、こちらもHPを消費していきます。
例えばこう仮定しましょう。
「今日は休日。休日を利用してさっそく午前中から練習しよう!」
ここでやつらは不意に襲ってきます。

面倒臭いし、今日はやらなくていいよ。

そこで私たちは一応葛藤します。

「攻撃モード」
”うーーー、確かに面倒くさいけど・・・やらなきゃ・・・。”
この段階で重い腰をあげられたら優秀です。
腰は重たいですが、ピアノの前に座ることができました。
比較的体力も時間も消費していません。
「防御モード」
”うーー、確かに面倒くさいなぁ。まぁでも今日は休日だしお昼からやろう!”
とりあえず今はやつらの攻撃に耐え、あとで反撃する選択をしました。
この段階である程度の時間と体力を消費しました。
こちらが劣勢です。

さてその後お昼にちゃんと練習できたら良いのですが・・・

大体はここでできないとお昼にもできず、気づいたら夕方になっています。
”夕方になっちゃったからまた今度にしよう。”

彼らに勝利をあたえてしまいますね。。
そして今日やらずに明日やろうという延長戦はさらに不利になります。
不思議なもので、昨日やったことに対しては”昨日せっかくやったし今日もやろう”って気持ちになんとなくなりませんか?
明日やろうと先延ばしにしたことは、”また明日にしよう・・”次の日には”また明日に・・”と。
私自身も無限延長を体験したことが何度もあります。。

彼らは本当に私たちの弱いところを突くのが上手です。
防御をしても防ぎきるのは難しいのです。
なのでできれば早い段階でこちらから先制攻撃してしまうのが彼らに勝つコツになります。

やろうと思ったその勢いがすごく大事です。

誘惑を遠ざける

先ほどサボりの敵は強いとお話ししましたが、彼らは仲間も強いです。
いざこちらが行動しようとした時にスマホが鳴りました。

皆さんはそれを無視できますか?
ただ単に何かの通知ならまだ無視もできるかもしれませんが・・・
休日にも仕事の連絡が来るようなお仕事の方ですと無視できないこともあるかと思います。

そしてそこでスマホを手にしてしまった場合、やつらはまたチャンスとばかり攻めてきます。
メールの返事だけだったはずが、ついでに他のアプリも開き始めて、気づいたら時間が過ぎてる・・
なんて流れになりかねません。

スマホだけじゃありません。例えばテレビがついていた場合、練習しようと思ったタイミングで好きな番組が始まったりします。
そうしたら”この番組を見終わったら練習しよう”となりますよね。
気づいたら番組が終わるころには数十分経っていてやる気の熱が冷めていたりします。

上手にメリハリをつけられる方は良いのですが、一度冷めた熱を再度加熱させるのもなかなかに大変なのです。

練習しようと思ったら
・スマホを近くに置かない
・テレビは事前に消しておく
・その他誘惑には目をくれずピアノに直行する
こういったことが大事になってきます。

練習中も同じです。スマホが鳴れば気になってしまいます。
練習するときは別の部屋になるべく置き去りにしてきましょう。

スケジュールを把握する

その日の1日のある程度のスケジュールを事前に把握するのも有効です。
例えば
・朝昼晩のご飯の時間をしっかり把握する
・出かける用事があればその時間を把握する
・好きなテレビ番組があるときはその時間を把握する

その時間ギリギリにならないように練習時間をとるようにすると良いでしょう。
あと5分で出かけるのにピアノの前に座るというのもなかなか大変です。
1日の中でのイベントの時間よりもかなり余裕を持って練習する時間を配分したいです。

好きな番組が始まるまでに30分あるのなら30分集中して練習をして、番組は思い切り楽しみましょう。
こういうメリハリがとても大事です。

ご飯の直後も眠くなっちゃうのでできればご飯前に練習することをおすすめします。
人間は空腹時のほうが作業効率が良かったり、満腹時より感覚が鋭くなるという説もあります。

練習頑張った先のご飯を楽しみにするといった気持ちを持っても良いと思います。

とにかくこちらでも先制攻撃が有効になってきます。
少しでもやろうという気が起きたらすぐに立ち上がってみてください。
”5分だけ練習しよう”という気持ちでも良いです。
その一瞬のフットワークの軽さがクリティカルヒットします。

明確な練習目的を用意しておく

ここまでで思い立ったが即行動が良いとお話ししてきました。
もう一つ大事なことがあります。

『明確で鮮明な練習の目的・目標を用意しておく』ということです。

何も考えずに目的や目標もなく練習しようというのは効果も薄いですがやる気にも大きく影響します。
そして「何を目的・目標にしていいかわからない」という悩みの方も意外に多くいます。
実際に私もそうでした。
”目的もなくなんとなくピアノの前に座って、座った後も何となく指を動かす。”

これはやる気とモチベーションがあがりません。

ではどういった目標を持てば良いか具体的に例をあげてみたいと思います。

・この一小節の右手を弾きやすくしたい
・昨日やった箇所の次の部分の続きを譜読みをしたい
・音符の自分にとって読みやすい方法をみつけたい

どうでしょうか?

この1ページを全部すらすら弾けるようにしたい!などの目標ももちろん素敵ですが、あまり難しくなくて大丈夫です。
短い時間でも手が届きそうな近めの目標を”とにかく明確に”持ってみてください。
そしてそれを達成できている感覚を大事にしてください。
思うように進まないこともあります、少しだけでもさっきより上手になったということを感じられたら最高です。

この喜びが怠けという敵にとってとても有効な魔法です。

集中が切れたら休憩

人間の集中力はそう長く続きません。
だらだらと練習しても効率は落ちますし、体力も減ります。
集中が切れたら潔く休憩しましょう。

(私は集中力がある時に難しい曲を練習して、集中が切れたら休憩がてらに簡単な曲を弾いて遊んだりしています。*遊ぶという感覚でピアノを弾ける気持ちになるまでにも数年という時間がかかりました。)

先ほどお話しした”明確な目標を持つ”ということは”集中する”ことをすごくサポートしてくれます。
何のために、どのように練習して良いかわからないとなかなか集中すること自体が難しかったりします。
明確に目的や目標があると自分にとっての課題も明確になるのでビフォーアフターに気付きやすくなります。
そしてきっとこの集中モードになっている時はサボり魔はあなたに近寄ることすら難しい状態になっています。
そして一生懸命集中して頑張ったらなんのためらいもなく休憩しましょう。

サボり魔に勝つ

サボりという敵はとても強敵ですが戦い方を知ることで上手に対処できます。
練習しようと思ったら短時間でもかまいません、すぐに行動してみましょう。
練習する際はとにかく明確な目標を持って取り組んでみてください。

今日は怠けを防ぐ方法についてお話しさせていただきましたが、その戦いは誰しも抱えていてそれに勝てるのも自分だけということを忘れないでください。

とくにピアノは一人で練習する時間がほとんどだったりします。
どうすれば上手にやる気と付き合えるかというのもとても大事です。
ピアノは思ったように弾けるようになるにも、楽しく弾けるようになるにもとても時間のかかるものです。
長く自分とピアノと付き合っていくためにも今日お話しさせていただいた事を是非活用して自分にとって良い方法を見つけて行ってみてください。

本日のまとめ
・練習しようと思ったらすぐに動いてサボり魔が近づく前に対処しよう
・1日のスケジュールを把握してメリハリをつけて練習をとりいれよう
・スマホなどの誘惑はできるだけ遠ざけておこう
・明確な目標を持ってみよう
・集中が切れたら休憩を

このような内容でお送りしてきました。
練習が習慣になればなるほどサボり魔と付き合い方にもなれて扱いが上手になります。
慣れるまで大変かもしれませんが、是非そんな中でもピアノを楽しむことを忘れずにピアノと付き合ってみてください。

あなたの奏でるピアノがあなた自身や周りの人を癒してくれますように。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

お茶どうぞ🍵

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