今の自分を残すべき理由
皆さんは今の自分を残していたりしますか?
今の自分にしかできないことがあるのです。
「どういうこと?」と思われるかもしれませんが必ず誰しも今の自分にしかできないことがあります。と言うことは今の自分の価値は唯一無二ということになります。
今現在が充実している人も、なんだか少し物足りない気がしている人も今の自分は今しかない貴重な存在なんです。
なんだか素敵だと思いませんか。
いまいちピンと来ない・・・
そういわれてもピンと来ない・・・
私自身も母親のある言葉でそれを意識するようになりました。
【今のあなたにしか出せない音がある】
突然これだけ言われてもわかりませんよね。
というのも長年ピアノを習っているのですが、ある時全然上達してる感じがせずいくら練習しても自分の中での解決策すらみつからずもがいていた時期がありました。
(実際今もピアノは続けていてそういう”上達していない感じ”でもがいてる時間のほうが長いわけですが・・・)
そんな時に母親から言われたのがその言葉でした。
どういうことなのか
例えばピアノを例にしてみると
・早く弾くことがかっこいい
・激しく叩くことがすごい
・派手な演奏こそ全て
というような感じ方になってしまうことがあります。
実際私もそうでしたし、確かに派手で迫力のある音はかっこいいです。
「ただ、それが全てではない」
そういう演奏法もあるし、そういう演奏法が好きな人もいると言うだけのことなのです。
そしてその今しか出せない音というのはこれとは別のことなのです。
同じでも違う
(ピアノを例にしているため弾いたことがない人でもわかりやすい表現を使用させてください。)
同じ1音・・・例えばピアノの鍵盤を1つだけ押すとします。その1音ですら音が違うのです。
音の大きさ、音の長さ、音の質感。深い話はまた別の機会として、同じ音でも違う音がでるのです。
ですので、身体が大きくなって手が大きくなったりと体つきがかわったり、その時に感じている感情によっても変わってくるわけです。
例えば字を書くことや絵を書くことも同じだと思います。
小さい頃に書いた字と今書く字、幼かった頃に描いた絵と今描く絵は違うと思います。
どっちも良さがあると思います。
同じ「あ」と言う字を書いても違うし、りんごの絵を描いたとしても色使いや線の書き方も違うでしょう。こういったようにその時の自分でしか表せないことがあるわけです。
もしかしたら狙って近づけるようにはできるかもしれませんが、そこにやはり根本は違うでしょう。
優劣ではなくそれも自分
そこには良いとか悪いとか、優れているとか劣っているとかいうものはないのです。
確かに向上心を持ってスキルアップしていけばもっと良くなっていくことでしょう。
ただ、そこにいくまでの自分があるからこそ生まれることであり、全て自分なのです。
人間誰しもついついそういった視点になりがちですし、きっとそういう視点があるからこそ目標ができもっと向上していこうという意欲になるのだと思いますが”今も大事”ということに変わりはありません。
ここまで音楽や字、絵のことを例にだして記述してきましたがこれに限ったことではありません。
今の自分の気持ち、外見、日常生活すべて今の自分にしかできない時間を過ごしているのです。
今を残していこう
慣れている方は既にいろんな方法を使って記録しているかもしれませんが、普段からそういった習慣のない方は少しずつ今の自分を残して行ってみましょう。
・写真を撮る
・ビデオを撮る
・文章を書く
今の時代はスマホやパソコンがあるのでこのあたりはスマホのカメラを使ったり、文章ならペンを使っても良いしパソコンでブログやSNSに文章を残すのもひとつだと思います。
少しずつ今の自分を残して、未来になったときに見てみてはいかがでしょうか。
もしかしたら過去の自分から新しい発見があるかもしれません。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
お茶どうぞ🍵